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雇用統計から見る米利下げペースは?注目されるFOMC

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金融
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9月利下げ0.25%はすでに織り込み済み

2024年9月6日に発表された米雇用統計から見る米利下げペースについてまとめてみました
今回のポイントは、
  • 失業率は前月比でほぼ変わらず(前月比-0.1%)
  • 非農業部門雇用者数は前月比は14.2万人増で、市場予想より16.5万人下回りました
  • 平均時給は前年比、前月比ともに0.1%上昇

9月利下げは0.25%が濃厚とされていた。が、9月18日のFOMCに向け、ブラックアウト期間(金融政策について対外発言を制限される)に入って米政府の発言を記事にしているニック記者

9月利下げは0.5%と0.25%の瀬戸際であるとに発言があり、金利ドットチャートは一気に40%上昇
ドットチャートはこちら
出典:ブルームバーグ
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ニック・ティミラオス氏の発言の信ぴょう性

出典先:ワシントンジャーナル2024年4月16日
米ウォールストリートジャーナル誌の主任経済記者として知られている記者の方でFOMC準備期間に入ると度々、重要な発言をされており、世間からも注目されています。
金融政策の評価の高い記事を書いているニック記者のあだ名はFed whisperer(FRBの囁き手)とも呼ばれています。
Twitter(現X)での投稿は指標の予想が当たっている事も多く、常に監視されているので為替市場にも影響を与えています。

CPI発表も市場は労働市場に注目か

FRBはインフレターゲットから雇用市場へシフトし物価上昇率にも市場の反応が薄くなってきました。
総合指数は前年同月比は+2.5%と落ち着きを取り戻しています。
コア指数では前年同月比おおむね予想どうりとなっています。
この指標から、9月のFOMCは0.25%利下げが濃厚かと思われます。

まとめ

アメリカのGDPは個人消費が70%を占め、政府支出や設備投資は20%となっており、個人消費が冷え込むと経済にとっては大きなダメージとなるため、消費者物価指数(CPI)の急激な上昇は景気後退に繋がる恐れがあります。また、インフレ対策による金融引き締めを行い続けてきたアメリカが利下げに踏み切る姿勢をみせましたが、大幅な0.5%利下げをするのか0.25%するのかで市場は大きく転換すると言われています。9月FOMCで決定会合でパウエル理事長はどちらの決断を下すのか注目されています。

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